そもそも能楽とは?

1. そもそも能楽とは?

能楽は、日本独自の"舞台芸術"です。その歴史は、鎌倉・室町時代ごろまで遡ります。
能楽は、大きく能と狂言に分かれます。
能は舞と謡を中心とした仮面劇、狂言は語りを中心とした喜劇です。

2. 能の登場人物

能には、様々な役者が存在します。
シテ・ワキ・ツレといった舞い手のほか、バックコーラスを担う地謡、バックミュージックを担うお囃子(笛・小鼓・大鼓・太鼓)がいます。

3. 曲構成と上演形式

能は、大きく前場と後場に分かれます。
たとえば、前場では美しい女性だったシテが、後場では恐ろしい鬼に変貌するなど、雰囲気ががらりと変わります。
また、仕舞や舞囃子といった、様々な上演形式があります。
仕舞とは、能のうち、見どころを切り取った5分程度の上演形式を指します。能面や能装束は着けず、シテと地謡のみ登場します。
舞囃子は、同じく見どころを切り取った15~30分程度の上演形式を指し、能面や能装束は着けません。こちらは、シテ・地謡・お囃子が登場します。

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